70 薬の値段
薬の値段
病院から処方された薬を毎日一錠ずつ飲んでいます。三ヶ月に一度の検診の時に、先生に記載して頂いた処方箋を薬局に提出し、三ヶ月分をもらいます。どちらかというと再発予防なのでしょうけれど、副作用として骨にくる可能性があり、時々右手の付け根がひどく痛く、階段を上る時には膝にも気をつけねばなりませんので、時々止めてしまいたいと思うのですが、まあ何とか日常生活を送ることができているのですから、文句は言えないと思って続けて服用しています。
薬はアリミデックスです。昔の調剤薬局は病院の中にあり、大病院にゆくと、治療が済んで、お薬を待って、また会計を待つという、ひどく時間がかかるものでしたが、今は医薬分業となっていて、病院で、薬を待つ必要はなくなり、処方箋があれば、全国どこの調剤薬局に持って行くことも可能となりました。
ゆきつけの薬局はいつも混んでいるので、たまにはすいているところもいいかなと思いまして、少し気分をかえて、家から一番近い薬局Aに行ってみました。
一ヶ月後にはいつもの薬局Bで処方してもらいました。
深く考えたことはなかったのですが、ふと、薬の説明書をみると、同じ薬なのに、書き方が違っています。Aの方が詳しくて、飲み忘れた時は、すぐに飲むこととか、次の服用時間が近い時には、とばして次回にすることとか、副作用のことなどいろいろな説明が書かれています。Bはとても簡略で、薬の作用と朝食後にお飲み下さいとしか書かれていません。
ふーんAの方がいいのかなと思って、値段をみると、なんと違っているのです。
1mgあたりの薬価(保険適用前の価格)
A 274,7円
B 238.9円
一錠(1mg)あたり約40円違うのです。 正規のお薬を頼んでいますが、ジェネリック(アナストロゾール)でも、
A 88.7円
B 75.8円
となっています。ジェネリックでも 一錠(1mg)あたり13円くらい違うのです。保険適用ですと、二割とか三割負担ですから、そうたいした額ではないかもしれませんが、それでも意外な結果でした。
いわゆるドラッグストアですと、薬の値段は店によって多少違いがあって、安いところを探して買ったりしますけれど、病院の処方箋によって出す薬の値段はどこも同じだと思っていました。
ただ、A薬局では28日分、B薬局では99日分ですので、数が多いと少し割引になるのかもしれませんが、調剤薬局によって、薬の値段は違うことがあるのでしょうか。
追加記事(2025.2.8)
調剤薬局で働いている方に教えていただきました。薬価、調剤料は全国一律ですが、基本料は薬局によって違うのだそうです(大学同期会の支部のラインに参加して知りました)。
それで、調剤薬局でも値段が違うのですね。薬局ごとの理由はわかりませんが、同じ薬なら安い方が有り難いですね。
コメント
総合診断のための掛かり付け医、その他歯科、眼科、皮膚科、整形外科、泌尿器科はそれぞれ主治医を決めていて、どの先生も20歳位は私よりお若いので、多分ずっと面倒を見てもらえると思っています。以前は、これに掛かり付け薬剤師も入れていました。実家の近くの、両親たちの代から家族ぐるみのお付き合いのあった地元の薬局です。今は、医師になった長男のお嫁さん(私と同年)が薬剤師で切り盛りしています。薬について、飲み合わせを初め、いろいろな情報を気軽に相談できる存在でした。FAXで事前に処方箋を送付しておくと、用意されていて、待ち時間はありません。でも、さすがに実家を処分したあと、薬だけのために電車を乗り継いで一時間かけて取りに行くのはあきらめ、地元で探した結果、今はカードでポイントもたまる薬局を使っています。処方箋が出ると、スマホで画像を送り、同じように待たずに薬を受け取れます。細かい明細まで確認していませんが、3か月分の薬価は大体同じようなものです。今はスマホのアプリを使って、薬の登録等も出来ます。
個人的に相談することも出来ますが、いつも担当の薬剤師は違うので、長期的なデータはカルテ(お薬手帳)程度しかありません。ただ最近マイナカードが導入されているので、私に関する医療データはそこに紐づけされて、将来的には役に立つのかもしれません。
薬剤師さんがアドバイスをくれると、それは相談料のように上乗せされていますね。以前、大きな声でしつこく聞かれる薬局があり、「アドバイスは不要。処方箋通りの薬をいただければ結構です。飲み方については先生とよくお話していますので、説明はいりません。」とぴしゃりと断ったことがあります。結果、少しお安くなったことがあります。その薬局は、家から一番近いのですが、感じが悪いので、もう二度と使っていません笑
いつもコメントありがとうございます。
詳しい体験談と説明を有り難うございます。
特に何も相談はしていないのですけれど、高い方の薬局は、準備できたら電話しますといいながら連絡もなかったし、前日にいった値段とは違っていたので多少文句はいいました。気を悪くして高くしたのかしら。薬の単価を相談料という名目で上乗せすることができるのなら、処方箋薬局は、多少は値段を変えることができるのかもしれません。いや、単なる計算違いかなあ。あまり計算の得意でなさそうな人が会計をやっていたから、単価を打ち間違えたのかも。
そういえば、お薬手帳がないと高くなるということは前に言われましたから、少なくともその程度の違いをつけることはありそうです。
一ヶ月分でよかった。もうそこには行きませんけれど。
二五日だったか、コメントかいたのですが、どうも上手く送信出来ていないようで再度送信してみます。
私も調剤薬局でビタミンC7D<胃の薬などいろいろ処方してもらいお世話になっています。
で、行きつけの薬局で、薬の値段の件、尋ねてみました。調剤明細書に書いてある調剤基本料、調剤管理指導料などが、店舗により相違が生じると言うことでした。
又、同じゼネリックでも製造元の単価も関係してくるとのこと。こうした事柄が絡み合って、相違が発生することは十分考えられるそうです。私はどこも一緒、一律と思っていましたが、そうでもない現状、大変勉強になりました。それにしてもご多忙のところ詳細に目を通されてのご報告、感心の極みです。
お大事にお過ごし下さい。
神戸いいと子
コメントありがとうございました。前にお書き下さったとのことですが、こちらには知らせが届いておりませんので、失礼いたしました。お手数をおかけしましたが、再度投稿して下さって有り難うございました。
やはり、そうした現状があったのですね。きちんと問い合わせて下さって有り難うございました。
薬局も少しあちこち回って、時鳥みたいに浮気をしてみると、わかることがあるのですね。