59 胡桃の割り方
胡桃の割り方
おかげさまで、普通の生活にもどりつつあります。12月3日には元の勤め先の大学のシンポジウムで登壇し、仕事にも復帰して、カルチャーの講座も始めました。そろそろブログも始めないと、忘れられてしまいそうですから、こちらも再スタートすることにします。
今年もまた胡桃がとどきました。従妹のみっちゃん、毎年本当にありがとう。
講座の皆様にほんの少し、柚子と一緒にお裾分け。
横浜の「源氏物語講座」で、胡桃をお配りすると、Sさんが、「これは10円玉で割れます。」と言うのです。皆、初めて聞いた話にびっくり。たいていは金槌ですよね(私などは胡桃割りを買ってしまいましたが)。
やってみせて下さいというと、10円より1円の方が薄いからといって、胡桃のとがっていない方に差し込み、一円玉をエイっと回すと、なんと胡桃が真っ二つに割れたのです。
皆びっくりして、拍手も忘れてしまいました。すごい、こんなことで胡桃割りができるの?帰ったらやってみよう、という話になりました。
さて、帰ってから、私も胡桃のやわらかい方に10円玉を差し込み、エイッッ。。。。。。
ぜ、全然割れません。手の力(握力?)のレベルが違っていたらしいです。仕方ないので、ドライバーを持って来て差し込むと、割れるのも割れないのも。
ネット検索をすると、胡桃を水につけるとか、レンジで暖める(これははじけて危なそうです)とか、ゆでるとか、いろいろな方法で割れやすくしてから、ドライバーを使うというのが多いようです。でもそこまでしなくても、ドライバーで割ることはできそうですね。10円玉で割る方法はネットではなかなか見つかりません。Sさんの特殊能力らしいです。
あとでよくよく考えてみると、10円玉だけで割ることができない場合は10円玉をはさんで、軽く金槌で叩くという方法もあるかもしれません。1円玉は曲がってしまうかもしれないのでおすすめできませんが。
さて、割ってから中身を食べ、残った胡桃の殻は、いつものように、少しずつ庭に撒いてウッドチップがわりにしていたのですが、ことしは、なぜかあっという間に逆さまにひっくり返されます。いつもブルーべリーを狙うヒヨドリの仕業かしら、と思って、講座でもそんな話をしたのですが、翌日の夕方、何気なく庭をみると、何とプランターを駆け上るネズミの姿が。。。思わず「きゃー」と叫びそうになって、はっと気付きました。胡桃の殻をひっくり返して、残った実を食べていたのは、ネズミの仕業だったのではないか、と。ネズミの細長い尻尾を、うちわのように広くて厚みのあるふさふさなものに変えればリスになるではないですか。鎌倉のお寺に沢山いる灰色の台湾リスなんて、尻尾をとればほとんどネズミです。
台湾リス(動物図鑑 private zoo garden )https://pz-garden.stardust31.com/index.html
そう、リスは漢字で「栗鼠」と書くことを思い出しました。
そんなことを思って調べたら、リスはネズミ目、齧歯類でした。やはり、リスとネズミは親戚だったのね。鳥よりはネズミの方が胡桃を好きそうですし。現場を目撃したわけではありませんが、せっかく美しく埋め込んだ胡桃の殻をひっくり返して台無しにしたのは、どうもネズミのようです。プランターに植えた冬野菜も、かなり荒らされてしまって、今年は味噌汁の青みのために摘むこともできそうもありません(小松菜だけは嫌いなのか、きれいに残っています)。
ヒヨドリさん、濡れ衣をきせてごめんなさい。
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15 胡桃をいただきました
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コメント
お蔭様で、夫と二人、その後まるでカニを食べるように、静かに集中して中身をいただくことが出来ました。
それにしても、鼠には腹が立ちますね。お庭にまく前に、殺鼠剤のスプレーのようなものを噴射しておくことは出来ませんか?
昔、転勤で地方に行ったときに、三軒長屋の社宅でしたが、天井裏で鼠が毎晩運動会をしていました。よちよち歩きの長男を連れて、夫が市役所まで殺鼠剤を取りに行ったことがありましたっけ。栗鼠なら可愛いのに、鼠は嫌われ者ですね。
世の中には10円玉で胡桃を割ることができる人と割ることができない人という二種類の人間がいることを知りました(涙)。私のように割ることができなかった人のために次善の策となりそうな方法を記事に追加しておきました。
それにしても、スマホの充電の熱を逃がすのに10円玉とは!新しいことを教えていただきました。
10円玉はいろいろなことに役立つのですね。
胡桃を割るのに、私もアルミの1円玉では何か心もとなく(大きさも強度も)、10円玉が最適のように思います。