45 七夕の和歌
七夕の和歌
今日は七夕(新暦ですが)。空を見ると、上弦の月が西に低くかかり、空はところどころ薄いヴェールのような雲がかかっています。
天の川を隔てた織女星と牽牛星の星合を見るなどというのは、現在地では夢のまた夢ですが、七夕が近くなると、講義でも七夕の話をいろいろとしたことを思い出しました。今年はそれもしなくてよいのだと思うと、ほっとすると同時に少し寂しくもなります。
織姫や牽牛、天の川という名が近くにある神社として私が知っているのは、大阪府の交野や福岡県の宗像大社の中津宮(舟で大島まで渡る)、朝鮮半島から渡ってきた人々や、百済王氏によって七夕伝説が伝えられたとされているところです。
改めて書くエネルギーがないので、昨年の七夕の頃にやった講義を切り取ってリンクをお知らせします。よろしかったら、リンクをクリックして聞いてみて下さい。途中からのもので、吹き込み直しもしていない省エネなもので申し訳ないのですが、あと1時間半で七夕の日は終わってしまいますのに、なんだか、何もしないでスルーしてしまうのはもったいないような気もしますので。
織女星の和菓子と、おまけについていた天の川、笹の葉短冊のクラフト
コメント
楽しく興味深く聞かせていただきました。
地元なのに行ったことがなかったのですが、是非とも大島に渡り織姫神社に詣でたいと思いました。
「三方」みかたさんって呼ぶのですね?
悲しむのは一夜明けての夜のこと、と別れたあとの憂いにまでに思いを致しているのに、なるほどね〜と感じ入りました。
「この夕べ〜」の古今集の歌、とても素敵ですね。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
手抜きでリンクを貼ってしまいましたのに、聞いて下さって有り難うございました。
宗像大社の中津宮、お近くですから、是非お出かけ下さい。たいした時間ではなかったのに、玄界灘の波は荒く、結構船が揺れました。
「三方」は「山田三方(ヤマダノミカタ)」と読むようです。『懐風藻』の詩人ですね。
『万葉集』には七夕の歌がとてもたくさんあります。その時代にはとても新しくて魅力的なお話だったのだろうと思います。