49 南極・北極科学館見学

 南極・北極科学館見学

   7月29日(金)、11時からセミナーの皆さんと国文学研究資料館特別展示見学をする予定でしたが、少し早く着いたので、建物の裏手にある南極・北極科学館を見ることにしました。

  南極・北極科学館は、国文学研究資料館と同じ立川学術プラザ内にある国立極地研究所が、2010年7月に一般向けの広報展示施設として公開した施設です。現在は、曜日限定、予約が必要という条件付き開館だったのですが、7月25日から30日までは、「南極・北極サイエンスウィーク」という特別開館期間となっていて、予約なしで見学することができました。入場無料、撮影自由です(オーロラ・シアターのみ撮影禁止)。

 夏休みの自由研究のためか、小学生と付き添いの父兄など、十組ほど先客がいましたが、さほど混んではいません。

 文系人間なので、理系展示は大丈夫かしらと、おそるおそる入ってみたのですが、 何といっても眼を奪われたのは、一番奥にあるドーム型のTACHIHIオーロラ・シアター、南極や北極で研究者が研究用に実際に撮影してきた映像が、10分ごとに5分間上映され、繰り返し楽しむことができます。

 撮影禁止なので、別のイメージ写真(父の旅行記のもの。ノルウェーのオーロラ)を載せておきます。

    

  オーロラ・ドームの手前で目に止まったのは南極観測船「しらせ」や「そうや」の模型。小学校時代、「そうや」が雪に閉じ込められた、今砕氷船が向かっているというテレビのニュースをドキドキしながら見たことや、小学校の教科書には西堀越冬隊長の文章が載っていたことを思い出しました。

     

 1968年(昭和43年)に南極点まで往復5,200kmを走破した雪上車もありました。

ほとんど当時の姿のままなのだそうです。

      

  南極で見つかった地球外物質(隕石)や、南極の氷、北極の氷がお隣にあって、じかに触れられるところがすごい。偏光顕微鏡で隕石や岩石の観察もできます。ペンギン、シロクマの剥製もありました。

          

 出入口の床には、南極と北極の地図が。南極にはご縁がありませんが、北極の地図を見ますと、トロムセ(トロムソ)という地名がありました。16年前に訪れたことのある懐かしい場所です。その旅のことは次回に書きます。

    



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