22 新年おめでとうございます

 新年おめでとうございます

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 

 画像は、有職造花師大木素十さんにお願いして作っていただいた新年の薬玉です。

五色の糸に松と椿と梅と竹が配された、お正月らしい見事な薬玉です。画像が暗くなってしまってすみません。

   

松と椿と梅と竹のアップ



 大木素十さんというとご記憶の方もいらっしゃると思いますが、三年余り前(2018年12月10日〔月〕)、『伊勢物語』の講座終了後に、皆さんとご一緒に、大木さんの別宅にお邪魔して、平薬を見せていただいたことがありました。その時は、たくさんの平薬と、丸平人形のコレクターでもいらっしゃったので、丸平のお雛様まで見せていただきました。

 その後、新年の飾りをお願いして作っていただいたのがこの写真の平薬です。
 最近では、染井吉野の大作をお作りになったとか、『別冊 太陽』の昨年(2021)の3月号「有職故実の世界」に、作品が載せられたなどご活躍でいらっしゃいます。

       


 でも、何よりも大木さんのホームページをご覧下さい。
 素敵な有職造花の世界、嶋台や、有職人形、薬玉など美しい画像がたくさんあります。
 是非、ご覧になって下さい。
  お正月にふさわしい日本の美の世界のなかに、迷い込んでしまうかもしれません。



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コメント

柊 さんのコメント…
明けましておめでとうございます。
昨年は多様な題材の記事をありがとうございました。
たいへん勉強になりました。

お正月の薬玉、美しいですね。
作った方のブログにも飛んで、作品を拝見しました。
桜の花の細工を拝見して、満開の桜の木の花が、実は和紙製だったという『枕草子』の段を思い出しました。
M.Nakano さんの投稿…
柊さん、コメントありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

おっしゃっているのは、『枕草子』積善寺供養の段ですね。正暦五年二月、道隆の死の一年前、中関白家の最後の栄華を描いた章段でした。また梅の盛りの時期なのに満開の桜、道隆が作らせた造花で、雨に濡れてしまったので急いで片付けさせたのを清少納言が知っていたという話でしたね。

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